漫画「金色のガッシュ!!」の魅力

金色のガッシュ!!とは


金色のガッシュ!!
週刊少年サンデーの看板漫画として、
2001年から2008年まで
連載した、雷句誠先生の作品。

今尚、ファンを魅了する作品であり、
全33巻(文庫版は全16巻)である。

アニメ化や映画化、ゲーム・カードゲームとしても
作品幅を広げている。

かず
かず
流石に実写版は無かった

あらすじ

中学生にして、
マサチューセッツ工科大学の首席卒業生の論文を読破する、
IQ190を誇る天才児「高嶺清麿(きよまろ)」
天才すぎるが故に、クラスからは孤立し
引きこもり生活をしていた。

そんな中、
イギリスにいる父の元から送られてきた(?)
「ガッシュ・ベル」という謎の子供。

この子供との出会いが、
清麿の人生を大きく変えていくことに。

ただ、この子供には不思議な力があった。

なんと口から電撃が出せるのである。

ガッシュが持っていた「謎の赤い本」
清麿の頭脳を持ってしても読むことが出来ない。

唯一読める文字「第一の術 ザケル」

その本を手にし、「ザケル」と唱えたその時に
ガッシュの口から電撃が発射されるのである。

この子供は一体?

学校に来てもこの有様。
学校一の不良にすら邪魔者扱い。
清麿に居場所など無かった。
出会ったばかりのガッシュは、本質を見抜いていた。
号泣である。。
よくぞ言ってくれた!!
最初はガッシュのことを邪険にしていた清麿だが、
2人の間に絆が生まれた名場面である。
ただし、この通りガッシュの口からは電撃が出る!!
清麿たちは目の前で起きた現実に頭が追いつかない。

実はこの子供、清麿の住む世界とは別にある
「魔界」からやって来た「魔物の子」

1000年に1度、
魔界の王様を決める戦いが開催されるのだ。
(しかしこの時ガッシュは、
魔界での記憶を失っているため、本人も???状態)

魔物と魔本の関係


ガッシュが持っていた謎の本「魔本」

魔物の子が本来持つ力を
人間界で引き出すための道具であり、
パートナーに選ばれた人間にしか
読むことが出来ない。

勿論、他の魔物の本を読むことも出来ないし、
呪文を知っていても術は発動しない。

呪文の効力は魔物によって異なり、
その力を発動するには「パートナーの心の力」
を使用する。

心の力とは、人間の持つ感情「喜怒哀楽」を
魔本を通して術に変換する力。

単に術を唱えるよりも、感情を込めることで
強い力となって発動する。

しかし、使うたびに人間は疲労するため
「使用頻度・タイミング」など
戦略が必要。

そして、魔本を燃やされてしまった魔物は
「魔界に強制返送」される。
=魔界の王様になる権利を失う。

どんなに強い魔物でも、
本を持つ人間(パートナー)と協力して
勝ち進んでいく必要があるのだ。

読みどころはここだ!!(ネタバレあり)


ここからは金色のガッシュ!!の読みどころ
について個人的に思うところを
書かせて頂こう。

感情のぶつかり合いに涙・・・。


自分が口から電撃を出せる「怪物」だと気づき
ショックを受けるガッシュ。
明るくふざけた振る舞いをしていたが、
ついには清麿とぶつかってしまう。

ガッシュが魔物であると分かり、
危険な戦いに巻き込まれると知っても

ガッシュと共に戦う覚悟を決めた清麿。

魅力的すぎるライバルたち


やはり、
メインキャラ以外にも魅力がある漫画は面白い。

どんな王を目指すのか、
どんな覚悟でパートナーが戦っているか、
魔物と人間の絆の物語なので、
とにかく展開が熱い!

しかも、本を燃やされて
魔界へ帰ってしまう時の別れのシーンは
どのキャラクターにもストーリーがあり
(パッと出キャラは除く)
感動する。

もともとは優しい魔物「コルル」
呪文の力で凶暴な性格に変えられ、
無理やり魔物の戦いに参加させられていた。

「優しい王様がいてくれたら、
こんな辛い戦いはしなくてよかったのかな」

そう言い残し、魔界へ帰っていった。

ガッシュの目指す王様の姿が決まった瞬間である。
(コミックス2巻)

最強のライバル「ブラゴ」(パートナーはシェリー)
重力を操る魔物という
約束された強さを持つキャラクター。
王への執着心は誰にも負けず、
自分を最強だと信じて疑わない。
孤高の最強戦士ブラゴに必死についていくシェリー。
最初こそ足手まとい扱いされていたが、
戦いの中でだんだんと絆が生まれていく。

【シェリーの戦う理由】
幼い頃から苦楽を共にした親友が、
後述する魔物「ゾフィス」に洗脳され
魔物の戦いへ巻き込まれてしまう。
その親友を救うべく、戦う決意をするのであった。
金色のガッシュ!!界・最強のクズ、
それが「ゾフィス」
人の心を惑わし、操る能力を持ち、
心優しいシェリーの親友「ココ」を邪悪な人間へ洗脳。
呪文は「爆発」を用いた強キャラ。

物語中盤「石版編」では、多くの人間を操り、
無理やり(一部は望んで)戦いへ参加させていた。

厨二心くすぐる物語屈指の最強キャラ「ゼオン」
ガッシュと容姿が似ているのは「兄」だから。
兄が最強のキャラって、、
雷句先生。少年心がっちり掴みすぎっす。

ゼオンのパートナー「デュフォー」
アンサートーカーと呼ばれる
【全てのことに対する答えが見える力】を持つチート人間。
のちに清麿も身につける能力なのだが、
完璧に使いこなせる作中1頭の良いキャラ。

少年〜青年時代を実験体として過ごす。
そこで実験機関が得た結果は
「人殺しの道具」として使われてしまったらしい。
なぜ自分が実験機関に連れてこられたのか、
その真実を知った時、
彼の心から「憎しみ」以外の感情は
無くなってしまった。

なんだかんだこの組み合わせが一番好きっすね。


魔物とパートナーの別れに涙


戦いに敗れた魔物は、魔界へと帰っていく。
やはり共に過ごした期間が長かったり
濃密だったタッグ達の別れは泣ける。

 

敵キャラではあったが、
2人の間には物語上には出てこないドラマがあったようだ。

本編見て頂くと分かるのだが、
この2人は完全にネタキャラ要員だったはず。
・・・なのだが、最後の最後泣かせにきたね。
実はガッシュにも勝ったことのある
(本は燃やさなかった)超強い魔物「バリー」
敵の罠を前にしてライバルのガッシュを庇い、
ドロップアウトしてしまう。
「お前は、王をも殴れる男になったぞ」
パートナーのグスタフは
誇らしげに別れを告げたのであった。
これどんな状況なんだ!?という話なのだが、
本当に泣けるので、23巻ご覧ください。
また明日会えることを願って。


結論 人生において大切なものは何か


人生において大切なものは何か。

お金か、時間か、家族か、友人か。

人それぞれ答えは違うかもしれない。

この漫画を読み終えた時、あなたの中で
何か心の変化が起きていることだろう。

後世に語り継ぎたいコミックス

「金色のガッシュ!!」

気になった方は是非、覗いていって欲しい。


金色のガッシュ!! 完全版(1)
金色のガッシュ!!

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